いちばん左の犬🐶④ 行商の馬
むぅは
弱々しくて
はじめから
吠えなかった
いたずらもしなかった
そして
いつも
悲しい顔をしていた
だから
かわいそうで
ただただ
愛情をかけ続ける
毎日だった
感動したのは
うちに来た初日に
おすわりとお手を覚えたこと
こいつは
頭いいかもしれない
ヤギのようだったからだの芝毛は
いつしか
ふわふわの
羊のようになった
メーテルのような慈悲の目も
まんまるのビー玉のようになった
チワワの本を数冊買って
読んでみた
性格は荒く吠えまくり
飼い主以外には懐かない
それが
Chihuahua
そんなことが
どこにもかしこにも書かれていて
そして
隣にいるむぅを
とりあえず
見てみた
これはチワワ?
なんだか
おかしいぞ
書いてあることと
真逆だ
「僕の周りはみんな飼い主」
そんな顔をしてる
これは
ほんとにチワワ?
全く吠えないし
いたずらもしない
そして
誰にでも懐いている
??
あの日のあの時の言葉に
はじめて
違和感を覚えた
「この子がこんなに人に懐いてるの
はじめて見ます」
あの言葉はウソ?
セールストークは間違いなかった
店員はニコリともしなかったし
買った後は
かなりそっけなかった
ので
たぶんうそだと思う
最近
ある筋の人に言われたこと
生まれてくる前
それは
16世紀ごろ
ヨーロッパで
私とむぅは
すでに
出会っていて
むぅは馬で
24時間
私のそばにいて
一緒に行商の仕事をしていた
その時であった人全てに
今も出会っている
だから
人が好きという感覚ではなく
みんな
知っている人
だそうです
だから
いつも
馬が跳ねるように
立髪をなびかせて
歩いて
みんなにあいさつをしにいっている
ようです
いつも
ありがとうございます🐶
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